T様邸のフレーミング工事が終わったので、いよいよ屋根を仕上げていきます。
野地板の上に防水紙をはって、雨漏りしないようにするルーフィングという作業をしています。
こんな屋根の際の斜面の上で作業する瓦屋さん…すごい、ドキドキ!
防水紙の上に桟木を打ちつけていきます。この桟木に瓦をひっかけていきます。こうすることにより、昔のようにセメントのようなもので一つ一つ瓦をくっつけていた工法より、より瓦が災害に強くなります。別名防災瓦と言われています。
さぁ、いよいよ瓦がやってきました!きれいに詰まれていますね。これを瓦屋さんが一枚一枚丁寧に並べていきます。
そして冬は雪が積もることもある京都には、あれば断然安心の雪止めをつけていきます。
小屋裏換気です。(屋根の中のことを小屋裏と呼ぶそうです、知らなかった!)
この小屋裏換気があることで結露しにくくなります。
以上の段階を踏んで無事に瓦が敷き詰められて立派な屋根が完成しました!
この地域は景観の規制があるため、屋根は必ず瓦を使用しないといけません。色にも厳しく指定があります。景観を特に大切にしている京都ならではの仕様です。
屋根は人間でいうところの大きな傘のようなもの。施主様の大切なおうちを末永く守っていってくれる大事なおうちの一部分が完成してゆく過程を紹介いたしました。